1. 材料搬入
そとん壁 W〈下塗り/仕上げ用〉W-129カラーを現場へ搬入。
■掻き落とし仕上げとは?
塗り立てのそとん壁が半乾きになった瞬間を狙い、専用剣山 で表層を削って骨材を露出させる伝統工法です。
• 表面の乱反射により 深みのあるマットな質感 が生まれる
• 表層が締まるため 耐久性・耐候性 が向上
• 自然光で時間帯ごとに表情が変わり 経年美化 を楽しめる
近年は調湿性能に優れるシラス壁と組み合わせることで、デザイン性と機能性を両立できる外壁として注目されています。
2. 下地づくり
• 木ずり下地を全面に張付け
• 透湿防水シート《モルタルラミテクト》で一次防水
• 波形ラス網を 19 mm ステープルで緊結し通気層を確保
3. 下塗り(1回)
そとん壁専用下塗り材を 約 10 mm コテ塗り。グラスファイバーメッシュを伏せ込みクラックを抑制。ブラシで目荒しを行い、7 日以上の養生乾燥で付着力を最大化。
4. 掻き落とし仕上げ
仕上げ材を塗り付け、半乾き時に剣山で均一に掻き落とし。骨材が浮き立ち、温かみある陰影を形成。
5. 完成検査
色むら・粗度・見切りラインを細部までチェックし、自然な陰影を整えてお引き渡し。
■仕上がりの特長(そとん壁 × 掻き落とし)
• 透湿・防露
シラス多孔質構造が壁体内の湿気を放湿し、内部結露を抑制。構造材の長寿命化に寄与。
• 耐候・耐紫外線
無機質火山岩が主成分のため色褪せに強く、塗膜型外壁材のようなチョーキングや剥離が起こらない。
• 防カビ・防藻
樹脂・有機栄養分を含まないため菌類が定着しにくく、美しい外観を長期維持。
• 安心安全・低メンテ
合成樹脂・化学添加物ゼロ。再塗装サイクルが大幅に延び、トータルメンテナンスコストを削減。
完成
■施主様の声
「イメージしていた通りの色になり、とても満足しています。
塗装では表現できない、自然素材ならではのやわらかな色合いが素晴らしいですね。
ザラッとした陰影のある壁に夕陽が当たる瞬間が、何とも言えない美しさで毎日楽しみに眺めています。」
掻き落とし仕上げのそとん壁 は、デザイン性・機能性・環境配慮を兼ね備えた “呼吸する外壁”。新築はもちろん、サイディングからの張替えリフォームにも対応可能です。全国対応いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
合同会社ヒラシマが左官の技術で唯一無二の外観を実現いたします