山梨県北杜市の寺院、外壁漆喰塗替え工事事例
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お寺の外壁漆喰の塗替え工事をしました。
長い年月で雨風が直接当たる場所などは痛んでいました。 -
古い漆喰を剥がして土中塗下地を出します。この先長持ちして欲しいので土壁の弱くなっている所も剥がします。
痛んだ部分を直して行きます。出来るだけ伝統的な工法で直したいので漆喰に砂を混ぜた砂漆喰を使って直しました。 -
大きく壊れた所を先に直したら全体に砂漆喰を塗って下地を作ります。
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仕上げの漆喰を作ります。
弊社ではメーカー製のプレミックスな漆喰ではなく昔からのやり方でスサと石灰と海藻糊を混ぜて漆喰を作っています。 -
漆喰を塗って仕上げて行きます。
この時の漆喰特有な海藻糊の香りが私は好きです。塗りたては海藻糊とスサの色でベージュ色をしていますが、乾いてくると白い皆さんの普段から見ている漆喰の色に変わって行きます。 -
清掃をして足場を外したら完成です。
お盆前に無事に終わる事が出来ました。^_^
軒のある建物などで直接雨などが掛かる事が少なければ土壁でも十分長持ちしますし、漆喰を塗ったらさらに雨風に強くなります。サイディングの壁よりも劣化が少なく長持ちすると思います。
実際に今回の塗替え工事で昔からの土と漆喰が最近の仕上げよりも耐用年数が長い事を証明してくれていました。
今回、漆喰を塗り替えた事でまた更に長持ちしてくれると思います。
最近は新規工事で土中塗をして漆喰を仕上げる事は少なくなっていますが、土と漆喰は日本建築に昔から使われてきた相性の良い材料なのでこれからももっと理解されて使われる事が増えたら良いなと思っています。