滋賀県消防訓練施設の擬岩工事:造形モルタルでリアルな岩場を再現

合同会社ヒラシマは、滋賀県にある消防訓練施設にて、消防隊員の実践的な訓練をサポートするための擬岩工事を行いました。
訓練に使用されるため、この擬岩には見た目のリアリティだけでなく、高い耐久性と安全性が求められます。私たちは造形モルタル技術を活用し、本物の岩に匹敵するようなリアルな質感と堅牢な仕上がりを実現しました。

造形モルタルや擬岩工事に興味をお持ちの方、ぜひ合同会社ヒラシマにご相談ください。お客様のご要望に応じたデザイン・施工を実現し、耐久性と美しさを兼ね備えた空間づくりをサポートいたします。
  • 鉄筋と金網でおおまかな形を作っています。クラックアウトを入れたモルタルを塗付、下地を作ります。
  • コンクリートを打設し強固な下地にします。
    ■造形モルタルの特徴
    造形モルタルとは、モルタルに特別な材料を混ぜ合わせ、岩や石、木の質感をリアルに再現する技術です。耐久性が高く、天候や外的な影響にも強いため、長期間にわたって美しさを保つことができます。
    この技術は、公共施設やテーマパーク、商業施設などで多く採用されており、見た目の美しさとともに、機能性も兼ね備えています。
  • ■擬岩工事の施工ポイント
    今回の施工では、まずモルタルを基礎に施し、専用の道具で細かな形状を彫り込むことで岩の質感を表現しました。乾燥後には着色を行い、自然な風合いをさらに引き出します。訓練に使用されるため、安全性にも細心の注意を払いました。
  • クーラントMを添加したモルタルで岩の形を作って行きます。
    ■施工結果と耐久性の確保
    消防訓練施設という特殊な環境に対応するため、私たちは一つ一つの作業工程にこだわり、耐久性と安全性を追求しました。乾燥後にさらに着色を施し、本物の岩に匹敵するリアルな質感と自然な風合いを作り出しました。
    この擬岩は、過酷な訓練にも耐えられるだけでなく、見た目にも美しい仕上がりとなり、訓練者に臨場感を提供します。
  • モルタルを削るなどしてリアルな岩を再現して完成です。
    あとはモルタルの乾燥を待って色付けをします。今回色付けは専門の方がされます。
    ■左官工事における擬岩・擬石の可能性
    造形モルタルを用いた擬岩・擬石の技術は、単なる装飾にとどまらず、訓練施設や商業施設などの実用的な場面でも活躍しています。擬岩工事には高い専門性が求められ、材料の特性を知り尽くした左官職人の技術が不可欠です。私たち合同会社ヒラシマは、こうした高度な技術を駆使し、クオリティの高い施工をお届けしています。

  • ■使用した製品 - クラックアウトとクーラントM
    この擬岩工事には、合同会社ヒラシマで取り扱っているクラックアウトとクーラントMという製品を使用しています。

    • クラックアウト→
    分散性に優れた化学繊維を含んでおり、モルタルのクラックを抑制する効果があります。タフバインダーと似た特性を持ち、耐久性が求められる施工に最適な製品です。この繊維がモルタルの強度を補強し、ひび割れの発生を防ぎます。

    • クーラントM→
    モルタルに混ぜることで作業性を大幅に向上させ、施工時のクラック抑制効果も発揮します。これにより、職人の手間を軽減しつつ、美しい仕上がりを実現できます。